顔のしわが増えるのは嫌ですが、脳のしわは多い方が頭がいいといわれるので、むしろ増やしたいという人が多いのではないでしょうか。
脳のしわが多いと頭がいいとは、実は言い切れません。では、脳のしわとは何なのかというと、脳の表面積を大きくするためです。脳の面積が大きいと、記憶の容量が増えるので記憶力は上がります。記憶力の良さは、直接知能には結びつかないので、必ずしもしわが多いと頭がいいとは言えませんが、記憶力はよくなると考えられます。
では、脳は皮膚のように加齢によってしわが増えるかというと、脳は加齢によって委縮して小さくなり、しわは減っていきます。
脳の細胞は非常にデリケートなので、軽い酸素不足でも破壊されてしまいます。脳が萎縮する原因には、脳の神経細胞が減少してしまう為といわれ、毎日約10万以上の脳の細胞が破壊されているといわれています。人の脳は140億の細胞でできており、1日に10万もの細胞が死滅しても、大きな影響があるわけではありませんが、一度死んだ脳細胞は二度と再生されません。
脳の細胞が死滅していく病気に、認知症がありますが、人は脳全体の10%しか使用しておらず、ほとんどの人は残りの90%を使用せずに死んでいくので、脳細胞の死滅がすぐに認知症になるわけではありません。しかし、脳も筋肉と同じで、使われないと老化はどんどん進行していくので、積極的に脳を動かして老化の進行を抑える必要があります。