生物は細胞が分裂することで、成長したり再生したりします。生物の中では、毎日数万もの細胞が死滅し、それを補う為に数万の細胞がつくられています。細胞は分裂して、新しく2個の細胞を作ります。このとき、古い細胞を 親細胞 といい、新しく作られた細胞を 娘細胞 といいます。
人をはじめとするほとんどの生物は、2分割で分裂いしますが、一部の藻類などは4分割で分裂するものもあります。
もとになる親細胞と同じ遺伝情報を持つ娘細胞ができる分裂は体細胞分裂といいます。生物の体内で、骨や皮膚、内臓など体を構成する体細胞は、体細胞分裂で増殖し損傷を補ったり、成長して大きくなったりしています。
細胞分裂に対して親から子供へと遺伝情報を伝える、卵巣や精巣で起きる細胞分裂を減数分裂といいます。減数分裂は体細胞分裂とは違い、細胞が分裂するたびに細胞の核ないにある染色体の数が半分に減ります。
このため、親から子供に遺伝情報が伝わる場合は、母親や父親のコピーができるのではなく、それぞれの遺伝情報を半分ずつうけついだ、まったく新しい個体が生まれるのです。減数分裂では、分裂することで細胞の数がへると勘違いされやすいですが、減っているのは遺伝情報を持つ染色体で、細胞の数は増えていきます。
下等生物の中には、無性生殖という減数分裂は行わず、親が分裂することで繁殖する生き物もいますが、これは同じものがつくられるのでクローンといいます。