核酸はデノボ合成とサルベージ合成の2種類の方法で、体内につくられています。核酸は細胞の中に必ずあるので、植物や動物などを食べれば自然と摂取されます。食物から核酸を摂取し、一度その核酸を消化して分解し、また核酸を合成することをサルベージ合成と言います。
デノボ合成では、アミノ酸をもとに肝臓が合成して核酸を合成します。サルベージ合成は、食品内にもともと核酸としてあるものを、食事で体内に取り入れて再合成するので、肝臓の負担はほとんどなく、肝機能が衰えていても核酸を合成することができます。
基本的に食品に含まれる核酸は、ヌクレアーゼという消化酵素によって、ヌクレオチドに分解されます。ヌクレオチドは、さらに別の消化酵素のホスフアターゼによってヌクレオシドにされます。
ヌクレオシドになった核酸は小腸で吸収されて、各細胞に運ばれます。デノボ合成された核酸と、サルベージ合成された核酸は性質が少しことなり、腸の粘膜はサルベージ合成された核酸しか利用することができないとされています。
その為、腸機能の細胞分裂を促して老化を防止するには、食品として核酸を摂取する必要があります。逆に、遺伝子の損傷などによる細胞の突然変異である癌は、サルベージ合成でつくられた核酸は利用できないと言われています。サルベージ合成で体内に核酸を増やしても、癌細胞の進行を促進する事にはならないのです。